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薬指の力の強さと自閉症傾向に関係があるという研究が発表 自閉症解明に前進 (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2019.02.14 Thursday

前ページ自閉症と薬指の関係

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ちょっと強い薬指を持つ自閉症患者

研究グループはこの「自閉症」と「指比」を関連付ける実験として、指の長さではなく運動機能に着目。研究チームは20人の参加者に、指の力を測るセンサーを片手の親指以外の4本の指に取り付けてもらい、指に入れた力の合計を視覚化して目標の値に近づけるよう調節してもらう実験を行いました。

そしてセンサーをつけた4本の指の力の割合を調べたところ、自閉症を持つ被験者は、定型発達の被験者よりも薬指で入れた力が大きいということが分かりました。

また薬指の特徴として、見た目よりも運動機能の方が顕著であることも判明。よってこの研究は、自閉症の人に見られる運動の特異性や、社会性に関わる機能などの関係性を解き明かす上で重要な手がかりになると考えられています。

「指の長さが〇〇だと〜」系の記事、見るとつい気になって指を見てしまうんですが、気質やホルモン比率まで指に表れるというのは、なんだか不思議な気持ちになりますね。

生まれつき盲目の人は精神疾患を患いにくいことが判明

reference: u-tokyo.ac.jp / written by 白大根

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