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理想の相手は「ニオイ」で探せ!「免疫」に関する遺伝子が似ていない相手ほど理想的という新たな証拠 (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2019.03.21 Thursday

前ページ免疫機能に関係する遺伝子群「MHC」が鍵

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異なるほど良いMHC ただし、文化的慣行によって覆されることも

研究チームが用いたのは、アメリカ国立衛生研究所が管理するオンラインの遺伝学データベース”Database of Genotypes and Phenotypes”。ヨーロッパと中東(イスラエル)に住む800組以上のカップルから集めたゲノムデータを分析し、MHCの類似性を調べました。

その結果、平均すると、ヨーロッパ在住のカップルのMHCが、偶然では説明できないほどに似ていないことが判明しました。特に、MHCの違いはオランダ在住のカップルでもっとも目立ち、反対にイスラエル在住のカップルではMHCの相違があまり見られませんでした。

Credit: pixabay

これらの結果から、ヒトが他者のMHCを嗅ぎ分け、MHCの類似性が低いパートナーを選ぶ能力を持っていることが、はっきりと分かります。その一方で、イスラエルのカップルのケースのように、こうした優先傾向が文化的慣行によって覆されることも。中東では、社会的立場や家庭の慣習などにより、パートナーの選択が制限される場合があります。

そうは言っても、「自分は鼻が利かない」、「鼻炎持ちで…」という方もいるでしょう。もし婚活サービス会社が、登録者のMHC組成を調べてプロフィールに追加するサービスを導入したら、結構好評を得るかもしれませんね。

「恋人がサイコパス」だった時の見分け方とは

reference: phys.org / translated & text by まりえってぃ

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