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テッポウエビが発するプラズマ衝撃波をヒントにした「ハサミ型ロボット」が開発される (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2019.04.19 Friday

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効率の良いハサミ型ロボット

水中でプラズマ波を作り出す技術はレーザーや溶接機械ですでになされている。しかしそれらはすべて電力を利用するもので効率が良くないとのこと。

これに反して「ハサミ型ロボットは電力消費量、コンパクト性、低コストなどあらゆる面で効率性に優っている」とスターク氏は指摘する。さらに機械ならではのアップデートも随時可能なようだ。

例えば、テッポウエビのプランジャーは大きく膨らんだ形をしている。これはハサミを力強く閉じるために必要な筋肉が収納されているためである。しかしロボットなら、この筋肉部分を省いてもパフォーマンスを損なうことなく小型化することができるのだ。

Credit:youtube

こうした生物学的な必要性に縛られる心配がないのもロボットならではの強みだろう。

またハサミ型ロボットは岩石の掘削だけでなく、水の浄化作業にも役立つ。というのも、プラズマを利用することで水分子を分解し過酸化水素をつくりだすことができるのだ。この過酸化水素は水道水の殺菌には実に便利だ。

今後多方面での活躍が期待されている。

reference: sciencedailytechxplore, sciencenews / written & text by くらのすけ

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