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500人を殺せるヒ素濃度の湖でも元気ハツラツな線虫を発見 (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2019.09.27 Friday

前ページ過酷な環境と穏和な環境の両方に適応する弾力性と柔軟性

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線虫のヒ素対策の解明は人類のヒ素対策にもつながる

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Credit: Caltech

飲料水のヒ素汚染が国際的な健康問題の1つとなっている中、「線虫がヒ素にどう対処しているか」を理解することは、「ヒ素が細胞内や体内をどのように移動し、それらにどう影響するか」という疑問に対する答えを提供してくれるかもしれません。「極限環境動物はストレスに対処するための革新的戦略について、多くのことを我々に教えてくれます」と、研究チームの1人は語っています。

また、より大局的には、この研究は生物多様性に対する世間の関心を高める役割も担うことになりそうです。たとえば、最新の生分解性のある日焼け止め成分は、極限環境下に生息する細菌や藻から発見されています。次世代のバイオテクノロジーのイノベーションは、自然環境の中にこそ潜んでいるかもしれないのです。

謎が深すぎる。植物すらいないハワイ溶岩で唯一生き延びる「溶岩コオロギ」

reference: phys.org, independent / written by まりえってぃ

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