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1年連続で飛べる「ソーラー電池式飛行機」の初飛行に成功 (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2020.02.24 Monday

前ページ1年間の連続飛行が可能

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ソーラー飛行機は人工衛星に近い役割を担う

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Credit:BAE Systems

ソーラー飛行機は、人工衛星のように永続的に空からの情報取得・提供ができます。加えて、航空機のように移動とメンテナンスが容易です。

こうした特性を鑑みると、ソーラー飛行機は、航空機と人工衛生技術の中間に位置する存在だと言えるでしょう。

既存の航空および宇宙プラットフォームのギャップを埋めるような機能を提供できるのです。

特に、モニタリングやセキュリティ、通信の面で永続的かつ安定したサービス提供が期待されています。

半永続的に飛行できるので、5Gを含む通信ネットワークの配信に使用される可能性もあるでしょう。

ソーラー飛行機のもう1つのメリットは、手頃な価格で人工衛星の代替ができる点です。

人工衛星による森林火災検知や海上監視には高コストが要求されますが、ソーラー飛行機であれば衛星の数分の1のコストで済みます。

今後、さらなる飛行試験が予定されており、試験完了後12カ月以内には顧客との初期運用に入る可能性があります。

ソーラー飛行機が成層圏を飛び交う時代も近いかもしれません。

近未来型飛行機「フライングV」の構想が発表される

reference: baesystems / written by ナゾロジー編集部

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