長寿を誇る「ニシオンデンザメ」
長寿を誇る「ニシオンデンザメ」 / Credit: zmescience
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最も長寿な生き物はどれ?「不老不死」を手に入れてしまった生物とは

2021.04.06 Tuesday
The oldest animal (that we know of) — and it’s not what you think https://www.zmescience.com/other/feature-post/the-oldest-animal-that-we-know-of-and-its-not-what-you-think/

「人間50年」も遠い昔となり、現在は「人間80年」時代に入っています。

それでも100歳まで生きる人は少なく、不老不死も夢のまた夢の話です。

しかし、この広い地球を見渡してみれば、私たちより遥かに長く生きられる生物はたくさんいます。

それでは、今この星で最も寿命の長い生物は一体何でしょうか。

また、人類の夢である「不老不死」を叶えた生物はいるのでしょうか。

1499年生まれの「アイスランドガイ」

2006年にイギリスの研究チームが、アイスランドの大陸棚であるを採取しました。

この貝はアイスランドガイ(Arctica islandica)」という二枚貝で、とても長生きな種であり、1982年にはアメリカで220歳の個体が見つかっています。

本種の年齢は、1年ごとに積み重なる貝殻の年輪を数えることで計測できます。

チームがこの貝の年齢測定をした結果、507歳という驚くべき数値が出たのです。

507歳と推定された「ミン」
507歳と推定された「ミン」 / Credit: Bangor University

2006年の時点で507歳ですから、この貝が生まれたのは1499年のこと。

その時、日本は戦国時代であり、イタリアではレオナルド・ダ・ヴィンチが『モナ・リザ』を制作している頃でした。

また、中国では明王朝(1368〜1644)が栄えていたことから、貝は「ミン(Ming)」と命名されています。

ミンは「世界一長生きの貝」として、ギネス世界記録にも認定されました。

アイスランドガイの最大寿命はまだ分かっておらず、探せばミンよりずっと長生きの貝が見つかるかもしれません。

しかし、ミンが世界一長寿の生き物かと問えば、答えはノーです。

海の世界には、まだまだ上がいます。

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