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失明患者の脳に「電気で絵を描く」ことで文字が読めるようになる実験 (2/2)

2021.01.28 Thursday

2020.05.16 Saturday

前ページ電気刺激と脳裏に浮かぶ光の位置関係を構築する

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電極の数を増やすとイメージの解像度が上がる

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失明患者の脳に埋め込んだ電極に、順に電気を流すと圧倒的な精度での文字認識が可能になった/Credit:Cell

人間の視覚野には5億個のニューロンが存在します。

研究で使われた電極は24本だけでしたが、数を増やせば、より正確な表現が可能になります。

現在、次世代の電気刺激には数千本の電極をそなえるものが構想されており、外部カメラと組み合わせることで文字だけではなく、より詳細な現実世界を表現できると考えられています。

「背文字遊び」を真似た動的な方法がここに加われば、さらに精密度が上がるでしょう。

失明が過去の病気になる日が近づいているのかもしれませんね。

研究内容はアメリカ、ベイラー医科大学脳神経外科のマイケル・S・ボーチャンプ氏らによってまとめられ、5月14日に、生物学分野で権威ある学術雑誌「Cell」に掲載されました。

盲目の人の脳に直接信号を送って視界を与える視覚インプラントが登場

reference: sciencedaily / written by katsu

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