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悪夢を見るのは”脳の再生”が原因だと判明 (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2020.06.09 Tuesday

前ページ睡眠中の新生ニューロン

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怖い記憶が定着する原理

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Credit:depositphotos

以上の結果から大人の脳内では、成長中の新生ニューロンが睡眠中に恐怖記憶を定着させているようなのです。

睡眠中は夢を見ている状態のため、このとき生き物は怖い夢を見ている可能性が高いでしょう。

この報告は記憶の定着方法や、脳の再生能力を高めるための方法を解明するために活かされるかもしれません。

これらの研究が進めば、トラウマやPTSDのような恐怖記憶に異常をきたす疾患の治療にも応用できる他、アルツハイマー病など、神経細胞の失われる病気の治療にも役立つ知見が提供できると期待されています。

脳の疾患で記憶が失われていく恐怖をなくしてくれる上に、怖い記憶もなくしてくれるかもしれないこの研究には、ぜひとも期待したいですね。

この研究は、筑波大学、東京大学などの医学研究チームより発表され、論文は脳神経科学などを扱う科学雑誌『Neuron』に6月4日付けで掲載されています。

Sparse Activity of Hippocampal Adult-Born Neurons during REM Sleep Is Necessary for Memory Consolidation
https://doi.org/10.1016/j.neuron.2020.05.008

悪夢を見ない方法が研究で判明!鍵は「二度寝」

reference: 筑波大学 / written by KAIN
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