石が埋め込まれたゴムの木
最近、前例のないユニークなゴムの木が発見されました。
その木には大きな傷跡があり、その傷跡にはアボリジニの石器と思われる石が埋め込まれていたのです。
アボリジニの人々は樹木から樹皮や木材を取るために様々な石器を使用したようです。しかし、これらの道具が木に埋め込まれていた例はありません。
それで研究者チームは3Dモデリング、顕微鏡分析、放射性炭素年代測定などの様々な手法を用いて傷跡と石器の起源を調査しました。
その結果、傷跡はアボリジニが樹皮を取り除くときに生じたものに近いと分かりました。また、埋め込まれていた石に残った残留物や摩耗パターンから、それらがアボリジニの技術によって作られた石器だと判明したとのこと。
その石器は樹皮を削るために用いられたのかもしれませんし、印として木に埋め込まれたのかもしれません。