【速報】いま、くじら座の変光星、ミラが見えるぞ!

Credit: ofugutan

 

Reference: 国立天文台(1, 2/ written by ofugutan

明るさの変わる星、変光星

その中でもっとも有名なもののひとつが、くじら座の「ミラ」

毎年9月の下旬から10月いっぱいまでは明るくなる時期として注目されます。

とはいえ、期間が長いうえに、はっきりいつ明るくなるかわかりません。さらに、気軽に観測できるほど明るくならない年もあります。

よって、「9月の星の見どころ」で一応紹介はしたものの、読者の皆さんに注視を求めるのは、ハードルが高いかなと感じていました。

そこで筆者の方で日々ミラが明るくなっているか確認していたところ、一昨日(10月18日)観測できましたよ!

今回は、「星のソムリエ®が選ぶ、今月の星の見どころ」の特別版として、レポートします。

変光星、ミラの基本情報

「変星」がどんな星かとミラについては、詳しく以前の記事で解説しています。

ミラは、2.0等星と10.1等星の間を約332日の周期で変光します。2.0等星なら都会でも肉眼ではっきり見えるので、「あんなところに見慣れない星が光っている!」となるはずです。

国立天文台の情報では、10日前後ずれることもあると言及されつつ、今年の極大日は10月14日と予想されていました。

ちなみに昨年は、予想よりもかなり早く極大日が来たのと、あまり明るくならず観測はできませんでした。

観測の際のポイント

今年は火星が近くにあり、目印にして探しやすいです。火星は、今月6日に地球に最接近したばかりで、まだ夜空でもっとも目立っています。

ただし、火星やくじら座がなるべく南にくる時刻に観測するのがオススメです。

というのも、星座早見などの星図は「平面」で描かれていますが、実際の空は「球」ですよね。

星座が昇りかけや沈みかけだと、星々の位置関係の角度が絵とは異ります。そのため、探す難易度が上がってしまいます。

また、下の国立天文台の図では秋の四辺形とくじら座でもっとも明るい星、ディフダ(デネブカイトス)を目印の1つにしていますが、都会だとわかりにくいので、火星だけ目印にしても探せると思います。

Credit: 国立天文台

ミラの探し方

観測した所感だと、現在ミラの明るさは4等級ほどという印象です。

写真撮影を行うと、はっきりとその存在を撮ることができました。

Credit: ofugutan(2020年10月18日23時頃撮影)

観測した日、10月18日は月がない好条件でしたが、やはり都内は光害のため、肉眼ではわかりませんでした。

しかし、双眼鏡で観測したところ、はっきりと見え、ミラの特徴である赤いも認識できました。

くじら座のα星、「メンカル」が3等級でギリギリ肉眼で見えるくらいですが、双眼鏡で比較すると、それより少し暗かったです。

恐らく、光害がない場所でなら、肉眼でも見えるのではないでしょうか。

ただ、基本的には双眼鏡は必須。探し方は、火星がだいたい南に位置する時刻に双眼鏡でまず火星を見て、双眼鏡を覗きながら「8時の方向」にじわじわ移動させていくと赤い星が目に入ってくると思います。

双眼鏡を覗いているときは、下の写真参考に、ミラの周囲にある星の並び方を探すヒントするのも良いかもしれません。

ミラから「11時の方向」と「2時の方向」に2つ並んだ星があります。

Credit: ofugutan(2020年10月18日頃撮影)

また、10月24日までは、未明には月が沈むので月明りに邪魔されずチャンスでしょう。

せっかくの機会なので、火星とミラという2つの赤い星を見比べて楽しんでみてください。

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