蛍光色に光るカモノハシの標本
蛍光色に光るカモノハシの標本 / Credit: Anich et al., Mammalia, 2020
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カモノハシに紫外線を当てると”シアン色に発光する”特性を発見!「光る哺乳類」の目的とは?

2021.01.27 Wednesday

2020.11.02 Monday

sciencealert https://www.sciencealert.com/the-australian-platypus-is-the-latest-mammal-discovered-with-fluorescent-fur

生物の蛍光特性は主に、植物や菌類、昆虫、鳥類で知られています。

一方の哺乳動物では、一部のモモンガとオポッサムに見られるものの、基本的に蛍光特性は持ちません。

しかし、アメリカ・ノースタンド大学はこのほど、「カモノハシ」にUV光(紫外線)を当てることで、毛皮が蛍光色に光ることを発見しました。

研究チームの知るかぎり、単孔類(現生種はカモノハシとハリモグラの2科のみ)では初のことです。

研究は、10月15日付けで『Mammalia』に掲載されました。

カモノハシに蛍光特性を発見!共通点は「夜行性」

特性のある生物は、上記以外で魚類やカエル、カメの一部に確認されています。しかし、哺乳類での発見はごく最近のことで、北米のオポッサムとアメリカモモンガのみです。

研究チームは、他の哺乳類にも同じ特性があるかを調べるため、調査を開始しました。

その中で、タスマニア島で採取されたカモノハシの標本にUV光を当てた結果、の毛皮がUV波長を吸収し、青緑あるいはシアン色に発光することが分かりました。

背面(上列)、腹面(下列)
背面(上列)、腹面(下列) / Credit: Anich et al., Mammalia, 2020

オポッサムとモモンガ、そしてカモノハシの共通点は、すべて夜行性の哺乳類ということです。

そのため、研究チームは「他にも蛍光特性を持つ夜行性動物が存在する可能性が高い」と指摘します。

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