ウマとサイの共通祖先の姿(イメージ画)
ウマとサイの共通祖先の姿(イメージ画) / Credit: Johns Hopkins University
paleontology

「ウマとサイは仲間」インドにあった化石から”共通の祖先”を復元、ウマのルーツが明らかに

2020.11.10 Tuesday
scitechdaily https://scitechdaily.com/indian-fossils-support-new-hypothesis-for-origin-of-the-horse-rhino-and-tapir/, dailymail https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-8921933/Horses-rhinos-evolved-strange-sheep-sized-hoofed-animal.html

ヒヅメを持つ有蹄類(ゆうているい)の中で、ウマとサイは同じ「ウマ目(奇蹄目、きていもく)」に分けられますが、その祖先のくわしい起源はわかっていません。

しかし今回、アメリカ・ジョンズ・ホプキンズ大学の研究により、約5500万年前に存在した「​カンベイテリウム(Cambaytherium)」という生物が共通祖先の可能性が高い、と発表されました。

​カンベイテリウムは、インド亜大陸を起源にすることから、現代のウマやサイはインドから世界に広がったと考えられます。

研究は、11月5日付けで『Vertebrate Paleontology』に掲載されました。

>参照元はこちら(英文)

ウマの祖先は「イヌとブタの雑種」のようだった?

今回の結果は、30年前に初めて唱えられた仮説(ウマ目の祖先はインドで誕生、進化したのではないか)にもとづき、研究チームが十数年前から始めた調査の集大成です。

チームは2004年に、インドでカンベイテリウムの骨の一部を発見し、現在までに350以上の化石断片を見つけています。

そこから、カンベイテリウムの全体像を復元することに成功しました。

 

1枚目の画像

化石の年代測定から、カンベイテリウムの出現時期は約6600〜5500万年前のことで、恐竜が絶滅した直後でした。

復元した化石を、他の現生および絶滅した有蹄類と比較すると、既知のどの有蹄類よりも原始的であることが判明してます。

研究主任のケン・ローズ教授は「足先にはヒヅメのついた5本の指が生えており、大きさはヒツジ程度で、イヌとブタが混ざったような外見をしていた」と指摘しました。

また、骨格の状態から「そこまで速くはないものの、走行にほどよく長けていた」とのことです。

 

2枚目の画像

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