楽しい飲み会も無茶な飲み方をすれば命の危険が伴う。
楽しい飲み会も無茶な飲み方をすれば命の危険が伴う。 / Credit:depositphotos
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急性アルコール中毒の新治療法は「過呼吸」!? 肺から血中のアルコールを通常の3倍の速さで排出できるとの研究結果

2020.11.16 Monday
UHN https://www.uhn.ca/Corporate/News/Pages/Canadian_discovery_a_potential_game_changer_to_reverse_alcohol_intoxication.aspx

最近ではだいぶ数は減った印象もありますが、それでも一気飲みなど無茶な飲み方をして「急性アルコール中毒」により倒れる人のニュースが報じられています。

急性アルコール中毒は、血中のアルコール濃度が急激に上昇することにより起こる症状。現在では透析を行う以外治療法がありません。

しかし、11月12日にオープンアクセスジャーナル『Scientific Reports』に発表された新しい研究は、過呼吸によって血中のアルコールを肝臓のみで処理する場合の3倍近い速度で体外へ排出できると報告しています

飲み会の多いシーズンになると毎年のように耳にする急性アルコール中毒による死亡者ですが、この成果がそんな被害者を減らしてくれるかもしれません。

>参照元はこちら(英文)

お酒が原因で死に至る 危険な「急性アルコール中毒」

無茶な飲酒は非常に危険なのでやめましょう。
無茶な飲酒は非常に危険なのでやめましょう。 / Credit:depositphotos

急性アルコール中毒は、アルコール飲料に含まれるエタノールを短時間で過剰に摂取することによって引き起こされる中毒症状です。(エタノールが原因ですが、この記事ではアルコールと統一して表現します)

血中のアルコール濃度が上昇すると、が麻痺してしまい、意識の喪失や最悪死亡に至ります。世界では年間300万人が無茶な飲酒によって死亡していると言われています。

通常、アルコールを分解してくれるのは肝臓の働きによるもので、実に血中の90%近くをクリアにしてくれます。

この分解速度を上げる方法はなく、肝臓が代謝しきれない量のアルコールを摂取してしまった場合、現在施術することができる治療法は透析だけです。

打てる手段が少ないため、急性アルコール中毒は恐ろしいのです。

しかし、ここで新しい治療の選択肢が発見されました。それは肝臓の代わりに、の機能を利用するというものです。

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