近視を治すクボタメガネ
近視を治すクボタメガネ / Credit:窪田製薬
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1日60分の着用で「近視を治す」クボタメガネが開発中 2021年後半アジアで発売予定

2024.06.19 Wednesday

2021.01.28 Thursday

現在、世界の約25.6億人が近視に悩まされており、20歳以下の日本人の95%は近視用眼鏡を必要としています。

これまで近視の改善は難しいとされてきましたが、日本企業「窪田製薬ホールディングス」は、それら近視に悩む人々の希望となるかもしれません。

彼らは、近視を恒久的に治療するかもしれない眼鏡「クボタメガネ」を開発中であり、近い将来に販売予定です。

詳細は2020年12月16日のプレリリースで確認できます。

Japanese Firm Develops Vision-Improving Smart Glasses https://interestingengineering.com/japanese-firm-develops-vision-improving-smart-glasses?utm_source=rss&utm_medium=article&utm_content=27012021 クボタメガネについて https://kubotaholdings.co.jp/-205011996522019103211264-1-holden-ba-et-al/index.html
Kubota Vision Provides Update on Kubota Glasses – Wearable Device for Myopia Control https://www.kubotaholdings.co.jp/en/ir/docs/20201216_EN_eSpec_wearableprototype_final%20%282%29.pdf

近視の原因のほとんどは「角膜から網膜までの長さ」の伸長である

近視は眼軸長が伸長し、網膜上でピントが合わなくなることが原因
近視は眼軸長が伸長し、網膜上でピントが合わなくなることが原因 / Credit:窪田製薬

近視の原因は複数ありますが、その多くは軸性近視であり、眼軸長(角膜から網膜までの長さ)が伸長することで生じています。

通常、人間の目は水晶体を膨らましたり引き伸ばしたりすることで、網膜上でピントが合うようになっています。

ところが眼軸長が通常よりも長くなってしまうと、遠方を見た際、どんなに水晶体を薄く引き延ばしても、網膜上でピントを合わせることができません。

網膜の手前に焦点がずれてしまい、結果として私たちの視界がぼやけてしまうのです。

この眼軸長の長さは成長過程で伸びていき、最終的に正常なバランスが保たれるようになっています。

しかし、勉強、読書、テレビ、ゲームなど近くのものを見続けることでバランスが崩れ(眼軸長が伸長する)、近視になると考えられています。

そして窪田製薬は、眼軸長を短く矯正する眼を開発することで、近視を根本的に改善しようとしているのです。

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