起きたまま脳に電極を刺す手術が行われ強迫性障害を治療することに成功! 左2枚は脳深部刺激療法(DBS)の代表的な画像で、右の1枚は別タイプのEEGと呼ばれる脳の刺激法
起きたまま脳に電極を刺す手術が行われ強迫性障害を治療することに成功! 左2枚は脳深部刺激療法(DBS)の代表的な画像で、右の1枚は別タイプのEEGと呼ばれる脳の刺激法 / Credit:drkhalidmahmood . MDPI
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「患者が起きたまま脳に電極を刺し」強迫性障害を治療することに成功 (2/4)

2021.04.27 Tuesday

OCD patients with psychiatric comorbidities can benefit from deep brain stimulation https://www.news-medical.net/news/20210331/OCD-patients-with-psychiatric-comorbidities-can-benefit-from-deep-brain-stimulation.aspx
Deep Brain Stimulation for Obsessive-Compulsive Disorder: Real World Experience Post-FDA-Humanitarian Use Device Approval https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8044872/

脳に電極を刺す位置を決める3つの方法

代表的なDBS手術の概要:今回の研究では患者たちは5人中3人が意識がある状態で手術が行われた
代表的なDBS手術の概要:今回の研究では患者たちは5人中3人が意識がある状態で手術が行われた / Credit:Mayfield Brain and Spine . BrainFacts

患者にとって最適な電極の位置をどうやって決めるのか?

この問題を解決するには3つの方法が存在します。

最も先進的な方法は、複数の電極を用いて最適箇所を事前にマッピングする方法です。

以前の研究ではこの方法を用いて、患者をうつ状態から「喜びにあふれた状態」に数分で移行させることに成功しています。

2つ目は、より直接的な方法で、患者に意識があるままの状態でに電極をあて、位置を少しずつズラしながら、最も気分が良くなる場所を探すというものです。

今回の研究では、この方法が用いられ、5人中3人が覚醒した状態で手術が行われました。

脳には痛覚を感じる仕組みがないため、患者たちにかかる負担も少なくすみます。

なお、残りの2人は3つ目の方法である「経験的に最も効果がある場所」とされている内包腹側および腹側線条体へ、眠ったまま電極の埋め込みが行われました。

脳に刺した電極は、強迫性障害をどこまで治療できたのでしょうか?

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