カタツムリの殻はどうやって作られる?
カタツムリの殻はどうやって作られる? / Credit: pixabay
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「カタツムリの殻」ってどうやって作られているの? 梅雨時期に出没が多い理由は?

2021.08.27 Friday

2021.05.23 Sunday

How Do Snails (And Other Molluscs) Create Their Shells? https://www.scienceabc.com/nature/animals/how-do-snails-and-other-molluscs-create-their-shells.html

今年は梅雨入りが例年より早く、カタツムリもそろそろ出てきそうです。

カタツムリは、さまざまな色や形をした殻を背負っていますが、どうやって殻を入手しているのか、気になったことはありませんか?

ヤドカリのようにどこかで貝殻を見つけてくると思う方もいるでしょう。

しかし、カタツムリは生まれた時から殻を持っているのです。

体はあんなに柔らかいのに、彼らは何を材料に、どうやって殻を作っているのでしょうか?

カタツムリの殻の材料は?

カタツムリは、軟体動物門に属する陸棲の巻であり、水棲ではカキやハマグリ、オウムガイなどが有名です。

これら巻貝の殻は主に、ミネラル有機分子からなります。

哺乳類の骨もミネラル(カルシウム)とタンパク質(コラーゲン)で構成されていますが、巻貝の殻とは、ミネラルの種類と割合が違います。

巻貝の殻は、重量比で95〜99%のミネラルが含まれており、残りの1〜5%は有機物です。

つまり、貝殻は生物学的に作られた岩石」と言えます。

この9割以上を占めるミネラルのうち、主な成分は「炭酸カルシウム」です。

ちなみに、炭酸カルシウムは酢で分解できるので、殻を酢漬けにすると泡状に溶けていきます。

カタツムリの殻は酢で溶ける
カタツムリの殻は酢で溶ける / Credit: pixabay

このミネラルの間にはタンパク質が織り込まれています。

タンパク質は、殻に強度や柔軟性を与え、軽量化してくれる重要な成分。炭酸カルシウムだけでできていると、ただの重い石になり、カタツムリは背負って歩けません

それから、硬いミネラルの殻を有機層が覆っていて、酸性度の高い水で溶けないよう保護しています

有機層は色素を蓄える場所でもあり、殻のバリエーションを増やすのにも欠かせません。

中には殻に派手な色をつけることで、「マズイので決して食べないでください」と警告するカタツムリもいます。

では、これらの材料をもとに殻はいつ、どうやって作られるのでしょうか?

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