カタツムリの殻はどうやって作られる?
カタツムリの殻はどうやって作られる? / Credit: pixabay
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「カタツムリの殻」ってどうやって作られているの? 梅雨時期に出没が多い理由は? (2/2)

2021.08.27 Friday

2021.05.23 Sunday

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殻を作る「バイオミネラリゼーション」とは

カタツムリの殻は、卵から生まれる前に作られ始めます

殻腺(shell gland)という部位から殻の材料となる成分が分泌され、先に述べた有機層が最初に作られます。

これをベースにして、ミネラルを積み上げ、硬質化していく「バイオミネラリゼーション」が始まるのです。

バイオミネラリゼーションとは、生物の鉱物形成作用のことで、貝殻やサンゴ、真珠、骨や歯もこれによって作られます。

体と殻は一心同体
体と殻は一心同体 / Credit: pixabay

小さな殻を持って孵化した2ミリほどのカタツムリの赤ちゃんは、成長過程で殻をらせん状にどんどん大きくしていきます。

殻の中には内臓が入っており、体の一部となっているので、無理に殻を取ろうとすればカタツムリは死んでしまいます。

また、殻の材料となる成分は、水や食べ物から摂取しています。

ミネラルは土の中の水に含まれていますし、雨に濡れたコンクリートから溶け出す炭酸カルシウムも貴重な材料源です。

梅雨時期にカタツムリがたくさん出てくるのは、このためと言われています。

ちなみに、カタツムリとよく似たナメクジは、実はカタツムリの進化した姿であり、別の生き物です。

カタツムリが進化すると「ナメクジ」になる? 塩をかけると死んでしまう理由も解説

カタツムリの一グループにおいて、移動に不便な殻を失くす方向に進化したのが、ナメクジとされます。

ですから、カタツムリの殻を外したとてナメクジにはなりません。

これからの時期、ナメクジやカタツムリをよく見かけることになりますが、塩をかけたり、殻を外したりする蛮行は控えましょう。

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