ザリガニ以外の水生生物の性格も変わってしまっているかもしれない
![セロトニンは地球上の様々な生物が脳内の伝達物質として使っているため、セロトニンの量に影響を与える薬は幅広い水生生物に影響を与える可能性がある](https://nazology.net/wp-content/uploads/2021/06/4044456913a6f4657410a5a0532e4661-900x506.jpg)
今回の研究により、人間用の抗うつ薬(SSRI)が、ザリガニに対して行動変化を引き起こす要因であることが示されました。
SSRIによってザリガニはより大胆になり、エサに対して貪欲になりましたが、この変化は必ずしもザリガニにとってプラスではありません。
警戒心を忘れた大胆な行動は捕食者に対して脆弱になり、ザリガニ自身の身の危険を増やし、結果的に種の衰退につながる恐れがあるからです。
研究者たちは今後、ザリガニ以外の水生生物に対するSSRIの効果を調べていくとのこと。
ザリガニに起きたような行動変化が他の無数の水生生物に対しても起きている場合、生態系全体に甚大な影響が起きている可能性が考えられるでしょう。
※この記事は2021年6月公開のものを再掲載したものです。
「抗うつ薬(SSRI)は人間の脳内のセロトニンを増やす作用があり」
とありますが、そんな事は証明されていませんが。。間違いですよ。
SSRIって脳内セロトニン濃度を上昇させているから「増やす」とまでは言い切れませんが、まあわかりやすい表現にしているだけなのだしいいのでは…指摘するなら何が間違っているのかせめて言うべきじゃない?