夜中に目覚めてしまうのは「覚醒信号の早漏」が原因と判明!【スタンフォード大学】
夜中に目覚めてしまうのは「覚醒信号の早漏」が原因と判明!【スタンフォード大学】 / Credit:Canva . ナゾロジー編集部
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Science of sleep: Why a good night’s rest gets harder with age https://medicalxpress.com/news/2022-02-science-good-night-rest-harder.html
Hyperexcitable arousal circuits drive sleep instability during aging https://www.science.org/doi/10.1126/science.abh3021#:~:text=Hyperexcitable%20Hcrt%20neurons%20drive%20sleep,with%20substantial%20Hcrt%20neuron%20loss.

2022.03.01 Tuesday

2022.02.28 Monday

高齢者が夜中に目覚めてしまう原因はナルコレプシーの逆転現象だった!

お年寄りが夜中に何度も目を覚ましたり、朝早く目が覚めてしまう原因が判明しました。

米国スタンフォード大学(Stanford University)で行われた新しい研究は、加齢にともない夜中に目が覚める原因となる神経細胞の異常をマウスで特定し、修正することに成功したと報告しています。

加齢にともなう睡眠障害(夜中に目が覚めるなど)は、マウスや人間など幅広い動物で発生する現象ですが、これまで原因は不明でした。

ですが今回の研究では「原因となる神経細胞の特定」「起きている異常現象の解明」「薬による治療」の全てがセットになって行われており、極めて価値がある内容となっています。

しかし、いったい何が原因で高齢者は「夜中に突然目が覚める」という奇妙な現象を起こしてしまうのでしょうか?

研究内容の詳細は2022年2月25日に『Science』にて掲載されています。

夜中に突然目覚めるのはナルコレプシーの裏返しだった

夜中に突然目覚めるのはナルコレプシーの裏返しだった
夜中に突然目覚めるのはナルコレプシーの裏返しだった / Credit:Canva . ナゾロジー編集部

加齢にともなう睡眠障害は、誰もがいずれは経験することになります。

もっとも一般的にみられるのは、起きる時間でもないのに夜中に目が覚めてしまう症状(中途覚醒)です。

そして夜中の突然の目覚めが起こるとしばしば、再び眠りにつくのが困難になってしまい、睡眠時間の不足をまねきます。

この不思議な現象を説明する言葉としてよく耳にするのは「眠るにも体力が必要」との説です。

確かに、睡眠サイクルなど体のリズムを司る機能は、老化によって衰えていきます。

しかし睡眠と覚せいの現場となる脳内で、実際にどんな変化があって、夜中の目覚めを起こしているかは不明のままでした。

そこで今回、スタンフォード大学の研究者たちは、意外なアプローチを行うことにします。

研究者たちが注目したのは、日中に突発的な眠気を引き起こす「ナルコレプシー」でした。

「ナルコレプシー」と「夜中の目覚め」は全く無関係にも思えますが、両者にはともに需要と無関係な「突発性」という共通点が存在します。

ナルコレプシーは日中、睡眠時間が足りているにもかかわらず突発的な眠りに陥ってしまう症状です。

一方、加齢にともなう睡眠障害は睡眠時間が不足している状態にもかかわらず、夜中に突発的に目覚めてしまいます。

そのため研究者たちは、2つの症状が同じ現象の表と裏の関係にあるとの発想に至り、実証を行うことにしたのです。

稀な症状として知られる「ナルコレプシー」は、誰もが経験することになる「夜中の目覚め」と、本当に表裏の関係にあったのでしょうか?

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