偉人たちが飼っていた一風変わったペット6選!
偉人たちが飼っていた一風変わったペット6選! / Credit: ja.wikipedia, ancient-origins / Seven Famously Obscure Pets from History(2022)
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Seven Famously Obscure Pets from History https://www.ancient-origins.net/history-famous-people/famous-pets-0017655

2023.01.01 Sunday

偉人たちが飼っていた風変わりなペット6選!

映画やアニメでは、特殊な嗜好を持つ大物キャラクターたちは、よく猛獣などの変わったペットを飼っています。

実際に現実の世界でも、猛獣などを飼うことはかのうなのでしょうか?

実は「歴史上の偉人たちの中には、非常に変わったペットを飼っていた例」が多く存在しています。

そこで今回は、歴史上の偉人や著名人が飼っていた特殊なペットとその逸話6選をまとめて紹介していきます。

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偉人が飼っていた風変わりなペット6選

その1:アメリカ独立宣言を起草した偉人・ジェファソンの「グリズリー」

トーマス・ジェファーソン
トーマス・ジェファーソン / Credit: ja.wikipedia

まずは第3代アメリカ合衆国大統領で、「アメリカ独立宣言」の起草者の一人でもあるトマス・ジェファソン(1743〜1826)です。

ジェファソンは歴史の教科書にも必ず登場する偉人ですが、なんと彼はグリズリー(Grizzly)の子どもを2頭飼っていました。

このグリズリーは元々、1807年にアメリカの軍人であるゼブロン・パイク(1779〜1813)が購入したもので、それをジェファソン大統領に贈ったものだということが分かっています。

グリズリーの名称で知られる「ハイイログマ」
グリズリーの名称で知られる「ハイイログマ」 / Credit: ja.wikipedia

最初は小さくておとなしい子熊でしたが、グリズリーの成長は早く、すぐに囲いを超えてしまうようになりました。

ホワイトハウスの芝生を歩き回る姿も頻繁に目撃されたようで、そのためか、ジェファソンの評判が政敵の間で悪くなったといいます。

彼は2頭のグリズリーを飼いきれなくなると、友人の画家でフィラデルフィア美術館のオーナーに寄贈しました。

その友人は誇らしいことだと2頭のグリズリーを受け入れましたが、ある日、クマが囲いを壊して彼の家族を襲おうとしたため、結局処刑してしまったそうです。

その2:ナポレオンの妻・ジョゼフィーヌの「パグ」

ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ
ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ / Credit: ja.wikipedia

ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ(1763〜1814)は、歴史上最も有名と言っても過言ではないナポレオン・ボナパルトの最初の妻として有名です。

ジョゼフィーヌはナポレオンの影に隠れがちですが、彼女自身もとても逸話の多い人物でした。

動物好きで、ユニークなペットを何匹も飼っており、特にオランウータンを飼っていたことが知られています。

しかし、彼女の逸話によく出てくるのは「フォルチュネ(幸運)」という名前のパグです。

パグ
パグ / Credit: ja.wikipedia

パグはおとなしい子がほとんどですが、フォルチュネはかなり凶暴で、主人のジョゼフィーヌに近づく者は誰でも噛みついたといいいます。

当のナポレオンも、結婚式の初夜にジョゼフィーヌと横になっていたところ、ベッドに飛び乗ってきたフォルチュネに足を噛まれたといいます。

ナポレオンはフォルチュネをひどく嫌っており、友人に愚痴っていたという記録も残っています。

これに対し、ジョゼフィーヌは「犬が嫌なら他のところで寝れば?」とナポレオンを冷たくあしらったそうです。

ナポレオンと言えば偉大な武人のイメージも強いですが、それを考えるとジョゼフィーヌはかなり強気な女性だったようです。

その3:天文学者ティコ・ブラーエの「ヘラジカ」

ティコ・ブラーエ
ティコ・ブラーエ / Credit: ja.wikipedia

ティコ・ブラーエ(1546〜1601)はデンマーク出身の天文学者で、それ以前に前例のない精度で天体観測を行い、1572年に「ティコの新星(SN1572)」として知られる超新星を見つけたことで知られます。

そんな彼が飼っていたのは、ヘラジカでした。

ヘラジカは”世界最大級のシカ”として有名ですが、ティコに対しては愛犬のように懐いていたといいます。

自宅ではいつもティコの後についてまわり、訪れた客人を驚かせていたそう。

ヘラジカ
ヘラジカ / Credit: ja.wikipedia

しかし、このヘラジカには「酒好き」という一風変わった特質がありました。

ティコ主催のパーティーがあると、誰よりも一番にビールをグイグイと飲み干し、ぐでんぐでんに酔っ払ったと伝えられています。

それを見て客人が大いに笑うというのがお決まりでしたが、ある日、いつものように酔っ払ったヘラジカは階段を登っている最中酔った勢いで転落し、そのまま死んでしまったそうです。

その4:20ドル札の人・ジャクソンの「ヨウム」

アンドリュー・ジャクソン
アンドリュー・ジャクソン / Credit: ja.wikipedia

アンドリュー・ジャクソン(1767〜1845)は、第7代アメリカ合衆国大統領を務め、一般には米20ドル札に描かれている人物として有名です。

(某テレビ番組で「9.11テロを予言していたのではないか…?」という都市伝説でよく使われます)

また、世界中で使われている「OKサイン」もジャクソンに由来すると言われており、彼は正規の教育を受けていないので、「All Correct(問題なし)」のスペルを間違って「Oll Korrect」と書いたことで、「OK」が広まったという説があります。

そんなジャクソンが17年にわたって飼っていたのが、大型インコのヨウムです。

ヨウム
ヨウム / Credit: ja.wikipedia

「ポール(Poll)」と名付けられたこのヨウムは元々、彼の妻であるレイチェル・ジャクソンが飼っていたものでした。

しかし1828年にレイチェルが亡くなった後、アンドリューが引き継ぎ、彼自信が死ぬまで世話をしたそうです。

ポールは主人であるアンドリューの葬式にも出席したのですが、そのとき、主人の声をまねながら、参列者に罵詈雑言を浴びせ始めたといいます。

その暴言があまりにひどかったため、ポールは葬儀の場から早々に退出させられたそうです。

その5:ハリウッドのスター女優・ヘプバーンの「小鹿」

オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン / Credit: ja.wikipedia

オードリー・ヘプバーン(1929〜1993)は、主に50〜60年代のハリウッド映画で活躍したイギリス人女優です。

彼女の主演した『ローマの休日』(1953)は、映画に興味のない方でもタイトルは耳にしたことがあるでしょう。

そんな彼女は一時期、小鹿を飼っていたことが分かっています。

きっかけは1959年に出演した映画『緑の館』でした。

本作には「ピピン(Pippin)」という名の小鹿が登場しますが、オードリーは撮影現場に来ていた調教師に「家につれて帰って一緒に暮らせば、もっと懐くようになるよ」とアドバイスされ、撮影の間、ピピンを自宅で飼うことにしたそうです。

オードリーと小鹿のピピン
オードリーと小鹿のピピン / Credit: ancient-origins / Seven Famously Obscure Pets from History(2022)

ピピンはオードリーと買い物に行ったり、一緒に寝食をともにする内に、調教師よりも彼女に懐き始めました。

しかし撮影終了後、ピピンは調教師の元に返され、保護施設で余生を送ったと言われています。

その6:シュルレアリスムの天才画家・ダリの「オセロット」

ダリ
ダリ / Credit: ja.wikipedia

サルバドール・ダリ(1904〜1989)はスペイン出身の芸術家で、シュルレアリスムの代表的な画家の一人です。

『記憶の固執』と題された絵画は誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。

『記憶の固執』(1931)
『記憶の固執』(1931) / Credit: en.wikipedia

そんなダリは「バブー(Babou)」と命名されたオセロットを飼っていました。

オセロットとは、主に南米の熱帯林を原産地とするヤマネコで、ヒョウのような毛皮が特徴的です。

オセロット
オセロット / Credit: ja.wikipedia

ダリは愛猫のバブーをとても可愛がり、サロンやパーティ、レストラン、旅先のホテルなど、どこにでも一緒につれて行きました。

自宅にはバブーのために取り寄せていた肉や魚がたくさん置かれていたそうです、一緒に撮った写真も何枚か残されています。

ダリとバブー
ダリとバブー / Credit: ja.wikipedia

ちなみにダリはオセロットの他に、アリクイを飼っていたこともあったようです。

作品からファッションまで、奇行が目立つダリですが、真の変人ではなく、実はある女性の気を惹くために奇人のふりを始めたのがきっかけだったといわれます。

しかし、それが最終的には世界に名を残すアートにつながったようです。

やはり偉人は、庶民の感覚とは異なるペットを飼いたがるのかもしれません。

映画やアニメで奇妙なペットを飼う奇妙な人物も、あながち間違った表現ではないのでしょう。

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