女性は男性より少ない運動量で高い健康効果が得られると判明!
女性は男性より少ない運動量で高い健康効果が得られると判明! / Credit: canva
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女性は男性より少ない運動量で高い健康効果が得られると判明! (2/3)

2024.02.21 Wednesday

前ページ運動で得られる健康効果に性差はある?

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女性は少ない運動時間で高い健康効果が得られる!

その結果、全体として男性の方が女性よりも週の運動時間が多い傾向が見られました。

ところが運動から得られる健康効果は男性より女性の方が大きくなっています。

例えば、ウォーキングなどの中程度の有酸素運動で見た場合、男性は週に約5時間(300分)の運動をすると、その運動をしていない男性に比べて、あらゆる病因を含めた総死亡率が18%低くなっていました。

一方で、女性は週に約2時間半未満(140分程度)の適度な有酸素運動をすると、運動をしない女性に比べて、総死亡率の18%低下を達成していたのです。

さらに女性は運動時間を増やすごとに健康効果が高まり、週300分の有酸素運動をする人では、総死亡率が24%も低下する結果となりました。

またこのとき(週300分の適度な有酸素運動)の心血管疾患による死亡率は、男性で14%低くなったのに対し、女性では36%も低くなっています。

加えて、ランニングやエアロバイクといった強度の高い有酸素運動だと、男性は週に110分の運動で総死亡率が19%低下。対する女性は週に57分の運動で総死亡率の19%低下を達成していました。

左:総合的な死亡率、右:心血管疾患による死亡率。図中の上は有酸素運動の運動量、下は無酸素運動のセッション回数。横軸が左に行くほど死亡率が低くなる。
左:総合的な死亡率、右:心血管疾患による死亡率。図中の上は有酸素運動の運動量、下は無酸素運動のセッション回数。横軸が左に行くほど死亡率が低くなる。 / Credit: Martha Gulati et al., Journal of the American College of Cardiology(2024)

同じ結果は筋トレをメインとする無酸素運動でも確認され、週1回の筋トレセッションをした男性は、それをしなかった男性に比べて、総死亡率が11%低下したのに対し、女性では総死亡率が19%も低下しています。

また心血管疾患での死亡率は男性が11%減だったのに対し、女性では30%減となっていました。

男性が筋トレによって女性と同じ健康効果を得るには、週に3回のセッションが必要でした。

次ページどうして女性は少ない運動で高い効果が得られるのか?

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