■太陽光がなくても生命は存在する
かつて、生命は太陽からのエネルギーに完全に依存していると考えられていましたが、1970年代のガラパゴス海嶺の探索で貝類や甲殻類などの生物が、太陽光がまったく届かない場所に群生していることが発見されました。
それを契機に研究が進み、地球内部から噴出する水素や硫化水素などの化学物質の酸化エネルギーからエネルギーを得ることで生きる生命が存在することが発見されました。つまり、生命には必ずしも太陽は必要ではなく、水とエネルギーさえあれば良いことが明らかになったのです。
「穴掘り大作戦」が実際に計画されるかどうかはまだ明らかになっていませんが、もし計画が始動すれば、宇宙生物学に新たな道が開かれることでしょう。
referenced: news.psu.edu / written by まりえってぃ / edited by Nazology staff