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やっぱりいるんだ!太陽系外惑星に生命が存在する可能性を示す新研究 (2/2)

2021.01.28 Thursday

2019.04.18 Thursday

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地球を知ることは宇宙を知ること

特に、プロキシマ・ケンタウリの年齢が太陽をおよそ2億年上回る4兆8,530億年であることを考えれば、プロキシマ・ケンタウリbの生命居住可能はさらに興味深いものになります。

Credit: pixabay

地球上に最初の生物形態が出現したのは、地球誕生の約10億年後(およそ35億年前)だと考えれています。プロキシマ・ケンタウリの誕生直後に、原始惑星同士の衝突が生んだ破片円盤によってプロキシマ・ケンタウリbが形成されたと仮定すると、生命が生まれ地上に根付くまでに十分な時間があったとことになります。

生命とはいっても、単細胞の原核生物に過ぎなかったかもしれません。でも、太陽系の外にも生命が存在する可能性を示すだけでなく、どのような生命の痕跡を調べるべきかについてのヒントを与えてくれるという意味で、その意義は計り知れません。

宇宙における生命の探求は、常に地球の研究から始まります。なぜなら、生命が居住できる惑星として私たちが現時点で把握しているのは地球だけだからです。このため、地球の生命の歴史の中で、生命がどのようにして(どのような条件下で)、生存し、栄え、環境の変化に反応してきたかを知ることはとても重要なんですね。

「存在する・しない」の論議はまだまだ続きそうですが、私たちのホームである地球の変遷を探ることで、はるか彼方の異世界の様相が少しずつ明らかになりつつあります。

天の川銀河に「存在しないはずの星」が発見される

reference: sciencealert / translated & text by まりえってぃ

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