母国語ではない、新たな言語を学ぶことは簡単ではありません。いつかは習得したいと考え、「今年こそは…」というセリフを毎年のように口にしてしまう人も多いのではないでしょうか。
そんなあなたに、研究に基づいた「言語を学ぶ良い方法」を5つ紹介します。ぜひ参考にして、今後の学習に役立ててみてください。
1. 理解できなくても、とにかく言語のシャワーを浴びる
新たな言語を習得する上で、大きな障壁となるのは母国語との発音の仕方がまったく異なることです。小さな子どもであれば、音の違いの聞き分けを身に付けることは難しいことではありませんが、大人はそうはいきません。
しかし、2019年の研究が希望に満ちた結論を導き出しました。
ネイティブのフィンランド語話者が4日間中国語を聞き続けた結果、脳波計から彼らの中国語を聞き分ける能力が高まっていたことが明らかになったのです。
この研究以前は、こうした変化は幼児期に特有のものであると考えられていたため、この研究の意義は非常に大きなものとなります。
つまり、大人がとにかく聞き流すといった受け身の学習を実行したとしても、学ぼうとしている言語能力を高めることができるということです。ジムで運動しているときや、料理を作っているときに「言語のシャワー」を浴びるようにするといいでしょう。