5. アルコールを注入する
学習の邪魔になりそうなアルコールですが、2017年の研究が、必ずしもそうではないことを示しています。
アルコールにはワーキングメモリを含むあらゆるタイプの認知機能を弱らせ、集中力を低下させる働きがあるのです。
オランダ語を学習しているドイツ人を対称に行った実験では、「動物実験に賛成か反対か」といった内容を答えるスピーキングテストにて、テスト前にウォッカを飲んで血中アルコール濃度を0.04%まで上昇させた被験者のほうが、テスト前に水しか飲まなかった被験者に比べて良い成績を残していたことが分かりました。
どうしてこのようなことが起こったのか、研究でも科学的に説明することはできていませんが、おそらく外国語を完璧に話すことができないときに「恥ずかしい」と感じる気持ちがアルコールによって和らぎ、スピーカーが話す勇気を得られたことが考えられます。
しかし、研究で被験者たちが摂取したアルコールは「適量」であったということを忘れてはいけません。調子に乗って飲みすぎてしまえば、外国語どころか母国語さえも満足に喋れなくなってしまうことになりかねないでしょう。
目からウロコな5つの方法、あなたが実践してみたいと思うものはありましたか?
特に最後の方法は、シャイな日本人にとっては効果てきめんかもしれません。色んな方法を試して、自分に合った最適な語学学習法を模索していきましょう。