biology

新型コロナの「ヒトの細胞にくっつく吸盤」のような構造が解明!ワクチン開発に貢献 (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.02.21 Friday

前ページコロナウイルスの感染方法

<

1

2

3

>

新型コロナウイルスの広まりやすさの原因か?

1枚目の画像
スパイクたんぱく質の構造。上の広がっているほうでヒト細胞に吸着する/Credit:Science

新型コロナウイルスのスパイク構造を解析するために、研究者は直接タンパク質の構造を撮影できるクライオ電子顕微鏡を用いました。

結果、新型コロナウイルスのスパイク構造はSARSと非常に似ていることが判明。

このことから、研究者はSARSの抗ウイルス薬が、コロナウイルスにも有効だと考えました。しかし実際に実験を行ってみると、SARSの抗ウイルス薬はコロナウイルスには全く効きませんでした。

新型コロナウイルスのスパイクたんぱく質の配列情報は、SARSのものと98%一致していたものの、僅かな変異で耐性を獲得していたのです。

さらにコロナウイルスは変異によって、結合力も進化させていました。

新型コロナウイルスのスパイクはSARSのスパイクよりも、ヒト細胞に対して10〜20倍の高い親和性(結合しやすさ)を持っていることが分かったのです。

研究者は新型コロナウイルスのこの高い結合力が、伝染力の高さに影響していると述べています。

次ページワクチン開発への道

<

1

2

3

>

生物学のニュースbiology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!