一杯の池水から「小さな世界」をつくった科学実験がおもしろい

fun 2020/04/25

池の水を一つすくうだけで、豊かな生態系ができることを示すユニークな実験動画が公開されました。

動画は、「Atomic Shrimp」として活動する男性ユーチューバーが公開したものです。

小ビンの中にひとつのスモールワールドが完成するまでの2週間の軌跡を追っています。

ビンの中に「小さな世界」ができるまで

まずは、近くの古池から泥混じりの水をすくうことから始まります。

泥水の入ったビンにはフタをし、窓辺に置いておきます。

この時点では、泥で濁った水しか見えません。

しかし、最初の一夜が明けると、重たい泥がビンの底に沈下して、水の透明度が増していました。

水中には、なにやらうごめくものが見られます。

どうやら、扁形動物の一種である「ヒラムシ」のようです。

さらに翌日、ビンの水は一層澄んできて、粒のように小さなミジンコたちが多数見られるようになりました。

そして、刺胞動物である「ヒドラ」の登場です。

鮮やかな黄緑の胴体の先に、触手が放射状に生えています。

触手にはトゲがあり、通りがかる獲物をつかまえ、瞬時にマヒさせて引き寄せます。

日が経つにつれ、ビンの水はほぼ透明になり、さらに多様な生態系が広がり始めました。

最初からいたとは思えないほど色々な生物が姿を現しています。

「どこから湧いて出たのか」と不思議に思うほどです。

一杯の池水だけで、これほど豊かな生態系ができるのはなんとも不思議です。

さて、これからどんな世界が広がっていくのでしょうか。

1週目のビンの状態

2週目のビンの状態

3週目〜池に戻すまで

実験は2週間で終了かと思いきや、Atomic Shrimpさんのチャンネルをのぞいてみると、3週目の最新映像がアップされていました。

しかも、3週目にしてついに大物が発見されています。

なんと、オタマジャクシのような両生類の幼生がビンの側壁に張り付いていたのです。

泥の中にでも隠れていたのでしょうか。

この幼生は、大きくなったらサンショウウオのような生物になるそうです。

これほど小さいのに、心臓が力強く拍動しているのが分かります。

また、透明ですが、血液細胞の循環も見られました。

ビンの底の方から上をのぞいてみると、水草や藻が、まるで天空の城のように浮いています。

水草の下にも、色々な生き物たちが隠れていました。

さて、実験が終われば、この小さな生態系をもとの世界に戻してあげないといけません。

しかし、水を戻す際は、ビンの中をそのまま池にひっくり返せばいいというワケではないようです。

というのも、ビンの中で3週間も隔離されていたため、水温や酸素濃度、水の状態もまったく変わってしまっています。

なので、ビンの中に少量ずつ池の水を足して、環境をなじませてから、ゆっくりと戻してあげます。

実際に、家庭で試してみるときは、戻すときまで注意して実験しましょう。

このような実験なら、家でも簡単にできそうですね。

 

3週目のビンの状態〜池に戻すまで

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reference: boredpanda / written by くらのすけ
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