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健康なヒト細胞の中で「四重らせん構造のDNA」を初めて確認! 四本鎖DNAのはたらきとは? (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.07.21 Tuesday

前ページ四重らせん構造は遺伝子のメチル化の標的部位だった

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四重らせん構造をとる場所はヒトの遺伝子数より多い

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あらゆる遺伝子が四重らせん構造の調節を受けていると考えられる/Credit:ナゾロジー

実はヒトの遺伝子数が2万個である一方で、全DNA内部で四重らせん構造をとる部位は70万カ所も存在することが知られています。

ヒトのDNAは思った以上に、四本らせん構造の制御を受けているのでしょう。

今後は既存の遺伝子と、四重らせん構造の関連が解き明かされていくと考えられます。

「DNAといえば、二重らせん構造」と考える現在の常識は、時代遅れになるかもしれません。

研究内容はイギリス、ケンブリッジ大学のマルコ・ディ・アントニオ氏らによってまとめられ、7月20日に学術雑誌「Nature Chemistry」に掲載されました。

Single-molecule visualization of DNA G-quadruplex formation in live cells
https://www.nature.com/articles/s41557-020-0506-4

骨髄移植した男性の精液から「ドナーのDNA」しか検出されない事態が発生

reference: newscientist / written by katsu
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