gympie
gympie / Credit:Edward K. Gilding
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猛毒植物ギンピ・ギンピから新たな神経毒を発見

2021.01.27 Wednesday

2020.09.21 Monday

zmescience https://www.zmescience.com/science/australian-stinging-tree-05344/

オーストラリアに自生する「ギンピ・ギンピ」と呼ばれる植物は「刺す木」として有名で、その刺が刺さると「死ぬほど痛い」といわれています。

しかしその強力な神経毒の正体ははっきりと解明されていないため、治療も難しく恐れられてきました。

そんな中、オーストラリア・クイーンズランド大学ブリスベン校のエドワード・ギルディング氏ら研究チームが9月16日付けの科学雑誌「Science Advances」に、その痛みの原因がこれまでに知られていなかったペプチドグループ「ギンピタイド(gympietide)」にあると発表したのです。

このギンピタイドは感覚ニューロンを恒久的に変化させるため、長期にわたり痛みを与え続けます。

自殺に追い込む植物「ギンピ・ギンピ」とその仲間

ギンピ・ギンピの痛み
ギンピ・ギンピの痛み / Credit:depositphotos

ギンピ・ギンピ(学名:Dendrocnide moroides)の葉や枝に触れるなら、小さな刺状の毛が皮膚に刺さるでしょう。

この刺には強烈な苦痛を与える神経毒が含まれており、その効果は数か月以上にわたって継続します。

実際にギンピ・ギンピに刺された人は、痛みで「2、3日は眠ることができず、2週間は狂ったように暴れる」との報告もあります。

さらにギンピ・ギンピの葉でおしりを拭いてしまったある人はその痛みに耐えられず自殺してしまったとのこと。

死ぬほどの痛みを与える植物として有名なギンピ・ギンピには同じ呼称をもつ仲間が存在します。

世界的に広く知られているギンピ・ギンピは「Dendrocnide moroides(D. moroides)」ですが、同類の「Dendrocnide excelsa(D.excelsa)」も存在するのです。こちらもオーストラリアで生育しており、同様の刺と神経毒をもちます。

ちなみに、D.excelsaはD. moroidesほど重症化しませんが、同じようにギンピ・ギンピと呼ばれています。

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