人体の自然発火はありうるか?
人体の自然発火はありうるか? / Credit: ancient-origins
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人体の”自然発火”はありえるのか? 最も有力な「ロウソク効果」を解説

2021.01.27 Wednesday

2020.10.25 Sunday

ancient-origins https://www.ancient-origins.net/unexplained-phenomena/spontaneous-human-combustion-003665

世の中には奇妙な死亡事故が数多くありますが、その中に人体自然発火があります。

これは体内から突然発火して人体を燃やしてしまう現象ですが、「人体を燃やすには摂氏1000度が必要であり、それほどの高温が体内で生じるはずがない」と多くの専門家は否定的に見ています。

しかし、過去300年間で、200件以上の報告例があるのも事実です。

人体がひとりでに燃え始めるなんてことが本当にあり得るのでしょうか。

「人体自然発火」に見られる共通点

過去に報告された人体自然発火には、いくつかの共通点や傾向が見られます。

以下に、まとめてみました。

・犠牲者はアルコール中毒患者が大半

・事件の場所は自宅で、独り身の年配女性が多い

・手や足先は燃えずに残る

・発火したは、被害者の周囲の家具などにはほとんど燃え移らない

・燃えた後には、油っぽい匂いを放つ灰が残る

こうした特徴が顕著にあらわれた有名な事例が、1725年のフランスで起きています。

パリにある宿泊施設の主人が夜間に煙の匂いで目を覚ますと、隣の寝床で寝ていた妻のニコール・ミレーが灰になっていました。

あとに残ったのは、頭蓋骨と足の骨、背骨の一部のみでした。しかし、寝床のわらに火は燃え移っていなかったのです。

ミレー夫人は生前、深刻なアルコール中毒に悩まされていました。結局、主人は殺人罪で起訴され、有罪判決を受けたそうです。

こうした特徴から、科学者たちは可能性の高い原因をいくつか提唱しています。

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