子守唄と赤ん坊。
子守唄と赤ん坊。 / Credit:depositphotos
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赤ちゃんは”どんな言語の子守唄でもリラックスできる”という研究

2021.01.27 Wednesday

2020.10.21 Wednesday

HARVARD UNIVERSITY https://news.harvard.edu/gazette/story/2020/10/research-shows-lullabies-in-any-language-relax-babies/

子供を安心させ、心地よく眠らせるために歌われる子守唄。

これは世界各国、さまざまな言語で存在していますが母国の言語さえまだわからない乳児にとって世界の子守歌はどのように聞こえるのでしょうか?

10月19日に科学誌『Nature HumanBehavior』で発表された研究によると、ハーバード大学音楽研究所のチームが、アメリカの乳児には馴染みのない海外の子守唄を聞かせてみたところ、乳児がみなリラックスしたと結果を報告しています。

子守唄には国境を超えた普遍的な何かがあるのでしょうか?

音楽の印象は経験に支えられているのか?

音楽で得られるリラックス。
音楽で得られるリラックス。 / Credit:depositphotos

音楽が人に与える心理的な効果は、リスナーの経験に起因するものなのでしょうか? 心理学的な音楽の基本設計が影響しているのでしょうか? ここには長年の議論があります。

では、乳児が子守唄でリラックスするのは、両親が歌っていたという経験が元になっているのでしょうか?

ハーバード大学音楽研究所の主任研究員であるサミュエル・メール氏は、そのような疑問が今回の研究の動機になったと説明しています。

研究から得られた結果は、この問いを否定するものでした。乳児の経験から見れば不慣れなメロディーと言語で歌われた異国の子守唄を聞いても、リラックス状態を示したのです。

これは乳児が歌の普遍的な要素に反応したことを示すものです。

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