日頃からの重度のマルチタスクは脳の機能を低下させる可能性がある
日頃からの重度のマルチタスクは脳の機能を低下させる可能性がある / Credit:depositphotos
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「マルチタスク」の習慣は”脳を害して日常的な記憶力と注意力を低下させる”可能性がある (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.11.01 Sunday

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マルチタスクからの卒業

マルチタスクからの卒業が結果的に仕事の効率を上げるかもしれない
マルチタスクからの卒業が結果的に仕事の効率を上げるかもしれない / Credit:depositphotos

今回の研究により、重度のマルチタスクが極めて深刻な記憶力と注意力の喪失につながることが示されました。

記憶を形成・出力するときには、注意力を持続させる必要がありましたが、マルチタスクはそれを奪っていたようです。

一方で、テレビをみながら、ちょっとした隙に仕上がっていたメールを送るといった、軽いマルチタスクでは、障害はみられませんでした。

この事実は、人間のは軽度なマルチタスクならば、後に尾を引くような影響がないことを意味します。

また幸い、重度のマルチタスクに陥ってしまった人も、記憶力と注意力の変化は後戻りができないものではないようです。

マルチタスクを削減できれば、記憶力も注意力も元に戻る可能性があります。

個人差はあるものの、もし娯楽を目的とした不必要なマルチタスクに陥っているなら、これを機にライフスタイルを見直すのもいいかもしれませんね。

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