微生物織りで作った靴「This is Grown」
微生物織りで作った靴「This is Grown」 / Credit:jen keane
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バクテリアが作る靴!? 地球にやさしい「微生物織り」で新材料を生み出す技術

2021.01.27 Wednesday

2020.11.18 Wednesday

designboom https://www.designboom.com/technology/jen-keane-this-is-grown-microbial-grown-shoe-11-11-2020/

多くの科学者が環境問題に目を向け、バイオテクノロジーの分野を開拓しています。

マテリアルデザイナーであるジェーン・キーン氏もその一人であり、バクテリアと協力して素材を織る「微生物織り」によって靴を作成しました。

このバクテリアをコントロールして作成する織物は、軽量かつ高い強度を誇るため、天然素材として幅広い可能性をもっています。

微生物が靴のアッパーを作る

K.レティクスバクテリアはセルロースを生成する
K.レティクスバクテリアはセルロースを生成する / Credit:jen keane

キーン氏が靴を作成するために注目したのは、天然素材を生成する微生物です。

微生物とは顕微鏡などを利用してはじめて見える非常に小さな生物の総称で、バクテリア(細)もこれに含まれます。このバクテリアには様々な種類があり、その能力も多様です。

その中でも、紅茶キノコに見られるK.レティクスバクテリア(学名:Komagataeibacter rhaeticus)はセルロースという天然素材を効率よく生成してくれます。ちなみに紅茶キノコとは砂糖を入れた紅茶や緑茶にさまざまな微生物をいれて発行させた飲料のことです。

しかしキーン氏は紅茶キノコに見られる微生物が生成する「天然素材」だけに注目したのでありません。むしろ、微生物が素材を「生成する行為」そのものに焦点を当てました。

彼女はこのK.レティクスバクテリアに、靴のアッパー材を「作ってもらう」ことにしたのです。

微生物が作ったアッパー材
微生物が作ったアッパー材 / Credit:jen keane

アッパーとは靴のソール(靴底)を除いた足の甲を覆う部分であり、一般的には牛革や合成皮革、天然繊維(植物や動物の毛)、合成繊維などを人間が加工してアッパー材へと仕上げます。

しかし新しい「微生物織り」と呼ばれる手法では、バクテリアがアッパー材をそのものを生成してくれるのです。

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