頭が2つある白亜紀の爬虫類
頭が2つある白亜紀の爬虫類 / Credit: Haiyan Tong
paleontology

出産中の母親?頭が2つのトカゲ? 「トンデモ化石5選」 (3/5)

2021.01.27 Wednesday

2020.11.25 Wednesday

前ページ2.原始クジラの化石が大量出土した「クジラ渓谷」

<

1

2

3

4

5

>

3.子どもを産む真っ最中の化石

子どもを生んでいる途中に化石化?
子どもを生んでいる途中に化石化? / Credit: Ryosuke Motani

出産には常に危険がつきものですが、2011年に中国で見つかった化石はまさにその瞬間を捉えたものでした。

これは「チャオフサウルス(Chaohusaurus)」という絶滅した魚竜の一種で、約2億4800万年前のものです。

なんとチャオフサウルスの母親が出産の真っ只中に命を落とし、化石化してしまっています。

化石から3体の子どもを身ごもっていたことがわかり、1体は出産したものの母親の体の下にあり(赤)、2体目は体外に出ようとする最中で(黄)、3体目はまだお腹の中にいました。

こんな奇跡の瞬間を捉えた化石はめったに見つかりません。

次ページ4.双頭の爬虫類の化石

<

1

2

3

4

5

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

古生物のニュースpaleontology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!