人間の3000倍の細胞を持つシロナガスクジラはがんにほとんどならない
人間の3000倍の細胞を持つシロナガスクジラはがんにほとんどならない / Credit:Depositphotos
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巨大なクジラはがんにならない!? 未解決問題「ピートのパラドックス」が起こる理由とは (2/4)

2021.01.27 Wednesday

2020.12.02 Wednesday

Kurzgesagt https://www.youtube.com/watch?v=1AElONvi9WQ

大型動物は多くの腫瘍抑制遺伝子を持っている

ピートのパラドックスを引き起こす原因は、現代でも完全に解明されたわけではありません。

しかし関係するいくつかの要素はすでに発見されており、それらは仮説として挙げられています。

ゾウは人間の20倍もの腫瘍抑制遺伝子を持っている
ゾウは人間の20倍もの腫瘍抑制遺伝子を持っている / Credit:Depositphotos

例えば、「大型動物は腫瘍抑制遺伝子をたくさん持っている」ことも分かってきました。これはエラーした細胞に自殺を命じる遺伝子です。

2015年の研究では、人間や他の哺乳類が1つしか持っていない腫瘍抑制遺伝子をゾウは20個も持っていると判明。

「細胞エラーの見逃し」はがん発生に繋がるので、この遺伝子を多く持っている大型動物は、細胞の数が多くても見逃しが少なくなり、がんになりづらいのです。

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