錬金術から化学に進化するまで
錬金術から化学に進化するまで / Credit: jp.depositphotos
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金を求めた「錬金術師」の歴史、どのように「化学」は生まれたのか? (3/3)

2021.01.03 Sunday
『NewScientist 起源図鑑』 https://www.amazon.co.jp/New-Scientist-%E8%B5%B7%E6%BA%90%E5%9B%B3%E9%91%91-%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%90%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%B8%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%81%E3%81%BB%E3%81%A8%E3%82%93%E3%81%A9%E3%81%82%E3%82%89%E3%82%86%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3/dp/4799322079

「電子」の発見で錬金術は実現した⁈

それから間もなく、周期表のパターンをもたらす根拠となる「電子」が発見されました。

電子は原子核とともに原子を構成する極小の粒(素粒子)ですが、これが化学者にとって厄介きわまりないものでした。

というのも電子は、物質を「トンネル」を通過するようにすり抜けたり、2つの場所に同時に存在したりと、物質にはありえない動きをしたからです。

こうした性質をもつ物質の最小単位を「量子」と呼びます。

電子の発見
電子の発見 / Credit: 「文部科学省」より

量子は、科学界に革命的な変化を巻きおこしました。

重大な発見のひとつは「原子核反応を起こせば、元素はある種から別の種に転換できる」というものです。

これは、かつての錬金術師たちが追い求めた「元素の転換」そのものであり、化学のルールではありえないものでした。

実際、1951年にアメリカの化学者、グレン・シーボーグが、卑金属のビスマスを金に変えてみせたのです。

しかしこうした化学の進歩は、もろ刃の剣でもあります。核反応を知ったことで、人類は自らを傷つけてしまいました。こうした悲劇は繰り返してはならないのです。

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