2020-2021年は素数年越しだった
2020-2021年は素数年越しだった / credit: canva
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2020-2021は珍しい「素数年越し」だった 次回、大晦日と元旦が素数になるのはいつ? (2/2)

2021.10.15 Friday

2021.01.23 Saturday

前ページ素数とは?

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前回の素数年越しは1987年、次回は2029年

素数のイメージ
素数のイメージ / credit: canva

この「素数年越し」、どのくらい頻繁に起こるのでしょうか?

1900年~2500年では、以下の年が素数年越しとなっています(計算にはPrimes.jlのisprimeを使用)。

19301231 – 19310101(1930年大晦日と1931年元日)
19721231 – 19730101(1972年大晦日と1973年元日)
19781231 – 19790101(1978年大晦日と1979年元日)
19871231 – 19880101(1987年大晦日と1988年元日)
20201231 – 20210101(2020年大晦日と2021年元日)
20291231 – 20300101(2029年大晦日と2030年元日)
21611231 – 21620101(2161年大晦日と2162年元日)
23831231 – 23840101(2383年大晦日と2384年元日)
24131231 – 24140101(2413年大晦日と2414年元日)
24371231 – 24380101(2437年大晦日と2438年元日)

前回は1987年だったので、今回は33年ぶりの素数年越しでした。次回は2029年なので、9年後となっています。割とすぐに来ますね。

しかし、2029年の次は、2161年。なんと132年後!

つまり、2021年を生きる私たちにとっては、次回の2029年が経験できる最後の素数年越しとなりそうです。

2161年の次は、2383年。さらに間隔が開いて、222年後となっています!

そのため、医学が進歩して寿命が相当延びない限りは、2030年生まれの人や、2162年生まれの人は、生涯一度も素数年越しを経験できないということになります。そう考えると、2020年と2029年の素数年越しは、かなり貴重なイベントのように感じられますね。

「次回の素数年越しは2029年」ということを、ぜひ覚えておいて、2029年の年越しのときに、数学ファンと一緒に盛り上がりましょう!

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