交尾しながら殺し合うオスとメスの世界
![オスの攻撃により腹部に傷を負ったメス。今は黒いカサブタができて治癒している](https://nazology.net/wp-content/uploads/2021/01/ff6fb1d927911a180d4c49ee68cdf2e7-900x506.jpg)
今回の研究で、スプリングボックカマキリの暴力的なロマンスが明らかになりました。
スプリングボックカマキリは交尾の前・最中・後の全てにわたりオスとメスの格闘が繰り広げられていたのです。
他に、メスによる捕食を防ぐためにオスが積極的な戦いを挑む例としては、共食いをするクモたちが知られています。
交尾後メスに食べられないため、自ら「ペニスを切り離すクモ」は戦闘につよい – ナゾロジー
クモたちのほうはより洗練された戦いであり、クモのオスたちは毒針でメスを麻痺させたり、糸で縛り上げて強制的な交尾に及びます。
しかしこちらも攻撃が失敗すれば、オスはメスの餌食となります。
研究者たちは今後、メスによる共食いが進化にとってなぜ有利なのかを解明していくとのこと。
交尾しながら殺し合いをする危険で魅惑的な世界が解明される日も、近いかもしれません。