オスの交尾チャンスは1度きり?
マラバルジョロウグモモドキは、メスの方が圧倒的に大きく、メスによるオスの捕食がしばしば見かけられます。
しかし、子孫を残すには、どうしてもメスに近づかなければなりません。そこでオスは、交尾中に自分の性器を切り離す方法を編み出しました。
オスには、ペニスに当たる器官が2つあり、それをメスの生殖孔に入れて精子を送り込みます。メスの生殖孔も2つあるので、オスは1度の交尾で2つとも失うことがあります。
当然ながら、性器を失ったオスは2度と交尾できません。そのため、彼らの交尾チャンスは原則1回、多くても2回です。
「そこまでしてメスから逃げたいのか」と思ってしまいますが、実はオスの真の目的は他にあったのです。