目や耳に依存しないインターフェースの将来
現在、私たちとゲーム機やパソコンは、人間がもつ「肉のデバイス」で繋がっていると言えます。
コンピュータの情報は「目」や「耳」で取り入れ、脳に伝わっています。そして脳の情報は「指」でコントローラーを操作し、コンピュータに伝えていますね。
つまり、私たちとコンピュータの間には、目や耳や手足という肉の周辺機器があるのです。
しかし、開発中のヘッドセットGaleaがそうであるように、近年私たちの周りには、脳とマシンが直接情報交換する「ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)」が登場し始めています。
コンピュータが脳波を読み取り、コンピュータから脳に直接情報を与えるのです。
そしてニューウェル氏は、目や耳などに依存しないBCIの発展が、現実が提供するよりもはるかに高度な経験を与えると主張。
つまり、これまでは光や音という限られた方法でしか脳に情報や刺激が与えられていませんでしたが、BCIによって制限のない情報や刺激が与えられるだろうというのです。
さて、ニューウェル氏の主張が将来実現するかは分かりませんが、BCIであるGaleaがゲーム体験の新時代に一歩足を踏み入れていることは確かでしょう。
脳とコンピュータのダイレクトなやり取りがどこまで反映されるか分かりませんが、これまでにない体験を期待したいものです。