目を使わなくても色がわかる動物が存在する
目を使わなくても色がわかる動物が存在する / Credit:ナゾロジー
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目を使わず「未知の方法で色を知覚する動物」がいると判明 (2/4)

2021.03.06 Saturday

前ページ目を使わず「全く異なる仕組み」で色を知覚する

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大発見のコツは簡単に納得しないこと

簡単に納得しないことが大発見には必要な素質
簡単に納得しないことが大発見には必要な素質 / Credit:Canva

他の歴史上の大発見と同じく、今回の研究も何気ない疑問がスタートになりました。

線虫は土の中にいる雑多な細菌を主食としていますが、毒であり青色色素でもある「ピオシアニン」を含む緑膿菌を避ける性質が知られていました。

そこでイェール大学のゴーシュ氏は、

線虫たちは、いったい何を判断基準に緑膿菌を避けているのだろうか?

と、疑問を持ちました。

「毒素としてのピオシアニン」を避けているのか、それとも「青色色素としてのピオシアニン」なのか?

線虫には鋭い嗅覚が存在するため、常識的には「毒素としてのピオシアニン」を避けているはずです。

線虫の鋭い嗅覚はがん検診にも利用できる
線虫の鋭い嗅覚はがん検診にも利用できる / Credit:エヌノーズ

近年の研究では、この線虫の鋭い嗅覚を、がん検診に利用する技術も開発されているほどです。

さらに、線虫には目もを感知するためのオプシンもありません。

しかしゴーシュ氏は、線虫が青色を認識できる可能性を捨てませんでした

現代科学で証明されているのは、あくまで線虫に目とオプシンがないことだけであり、色が判断できないとは誰も言っていなかったからです。

次ページ線虫は目も光感知タンパク質もないのに青色が嫌い

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