数学以外ではGABA濃度に変化がなかった
![研究者たちは数学の代替になる学習内容があるかもしれないと期待している](https://nazology.net/wp-content/uploads/2021/06/f50d00bf061a5394529cbd76061efb40-900x506.jpg)
今回の研究により、数学の学習が脳に生物学的・神経学的な変化を与えることが示されました。
興味深い点は、物理や化学、生物といった他の理系科目の有る無しではGABA濃度の変化が起こらなかったことがあげられます。
物理や化学、生物においても論理的な思考が求められますが、数学の代替にはなりえませんでした。
研究者たちは今後、数学以外に中前頭回におけるGABA濃度の増加をもたらす学習内容を探り、数学が本当に脳にとって特別な刺激なのかを確かめていくとのこと。
数学に匹敵するGABA濃度の上昇をもたらしてくれる学習内容が存在すれば、有益な脳の強化手段となるでしょう。