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見えないはずの赤外線光が見える!マウスの目に特殊ナノ粒子を注射して視覚を改造する新技術が誕生 (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2019.03.01 Friday

前ページモノが見える仕組み

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波長を長さを変える特殊ナノ粒子がスゴイ

Credit: cell

研究チームが用いた注射液は、赤外光変換器として作用する、光受容体細胞に接続されたナノ粒子で出来ています。このナノ粒子は、赤外光の長い波長を吸収し、それを波長の短い可視光として放出するよう設計されています。放出された可視光を吸収した光受容体は、脳へ信号を送ります。

研究チームによると、ナノ粒子は、波長約980ナノメートルの赤外光を吸収し、最短で波長535ナノメートルの可視光に変換するそう。その時、赤外光は緑色に見えます。

暗闇の中で物を見る力を動物に与えるこの新技術。今後、ヒトへの応用が実現化されれば、その可能性は無限大です。暗号化、安全保障、軍事など、活用の範囲は幅広いです。

「自然が課した限界を超えたい」という人間の願いが叶い、子どもの頃に読んだSFの世界が現実になる日は、すぐそこまで来ているのかも!?ワクワクしますね〜。

まるでSFの世界。ウミウシ間で「記憶の移植」に成功

reference: outerplaces / translated & text by まりえってぃ

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