7.ハタオリドリの巣
その多くがアフリカに生息するハタオリドリは、非常に込み入った巣を作ることで知られています。オスがメスを引きつけるために巣を作り、その素材には植物の繊維や小枝が用いられます。
まず巣の材料を集めると、彼らはそれを器用に織り込みながら理想のデザインに近づけていきます。中には「小部屋」が用意されている巣もあり、そこが「子育て部屋」であると考えられています。
巣が完成すると、オスは翼を羽ばたかせて「オープン・ハウス」を宣言。そしてメスが巣を気に入れば、そこに卵が産み落とされます。
夫婦専用の「愛の巣」を作るハタオリドリが大多数ですが、数百匹の共同作業で巨大な巣を作り、1つの大きなコミュニティが形成される場合もあるようです。