5. 吸血鬼ならぬ吸血木?
ニュージーランド・ウエストオークランドの森の奥深くで発見された切り株のような背の低い植物。周りは、高さ50メートルもある針葉樹のカウリマツに囲まれていました。
研究チームが詳しく調査したところ、この植物は周囲のカウリマツに絡みつき、水や栄養分を吸い取っていることが判明したのです。
日中、高くそびえるカウリマツは、根っこから葉に栄養分を運んでいますが、夜になると、この吸血植物が、カウリマツの根に残っている水分や養分を自分のものにして生きながらえていたのです。
夜に活動するところをみると、まさに吸血鬼ならぬ「吸血木」と呼べるでしょう。