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インフルエンザと新型コロナの違いをイラストで解説!死亡率は何倍違う? (4/4)

2021.01.27 Wednesday

2020.04.12 Sunday

前ページ免疫の違い

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死亡率の違い

インフルエンザの入院率はたったの2%。しかし新型コロナウイルスの入院率は30%に上ります。

また、新型コロナウイルスの死亡率はまだ確定していませんが、1~3%と言われています。これは少ない数値でしょうか?

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Credit:Vox

そんなことはありません。

インフルエンザの死亡率はもっと低い0.1%です。しかし、これでも米国だけで年間6万人が命を落としています。

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Credit:Vox

国や環境によって違いはありますが、新型コロナウイルスはインフルエンザの死亡率の10倍だと言えます。

そして、この死亡率は全年齢のデータです。年配者、そして免疫力が低い人の死亡率は、圧倒的に高くなります。

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Credit:Vox

さて、インフルエンザと新型コロナウイルスの違いを「基本再生産数」「潜伏期間」「免疫」「死亡率」の観点で確認してきました。

これらの点をふまえると、今後世界人口20%~60%が新型コロナウイルスに感染すると予測されています。

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Credit:Vox

特効薬もワクチンもない病気に立ち向かうための最善策は、「接触をさけ、家から出ない」ことです。人を介さない限り、ウイルスは広がりません。

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Credit:Vox

しかし、これはすべての人が協力しなければいけません。「インフルエンザに似ている」という安易な考え方は捨て去るべきしょう。

インフルエンザと比較すると、事態を小さく見せ、ホッとするかもしれません。

しかしそれは、深刻な問題に対して自分の感覚を麻痺させるのと一緒です。麻痺している場合ではありません。警戒し、賢明な判断をする時なのです。

新型コロナとインフルエンザウイルスはなにが違うの?

reference: vox / written by ナゾロジー編集部

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