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南極のペンギンは温暖化のおかげで繁栄していた!? 繁殖のメカニズムを解明 (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.06.25 Thursday

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海氷がないことで移動範囲が広がっていた

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海氷がある場合、移動は徒歩に/Credit: 国立極地研究所

海氷がある場合、アデリーペンギンの群は、氷上を徒歩で移動し、氷の割れ目を見つけたら潜水します。これだと、移動に体力や時間がかかり、休息時間も多くなってしまいます。

ところが、海氷がない場合、ペンギンたちは海中を泳いで移動するようになりました。すると、行動範囲が広がり、移動距離が増えたにもかかわらず、移動時間は減っていたのです。

これは、「徒歩より遊泳の方が4倍も速いこと」や「氷の割れ目に制限されることなく自由に移動や浮上ができる」ことによります。

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海氷がないと移動範囲が広がる/Credit: 国立極地研究所

次ページエサの増加で栄養状態が格段にアップ!

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