巣の中にフンをしない理由とは
鳥の中には糞嚢を持たない種もたくさんいますが、それでも巣をフンまみれにすることはありません。
例えば、「ミサゴ(英: osprey)」というタカ目の鳥は、ヒナが自らお尻を巣の外に突き出して、勢いよくうんちをピュッと飛ばします。
ヒナにとって、巣の外はすべてトイレというわけです。
![糞嚢を持たないミサゴ](https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/10/dbbecef409caf4be7d8311c6db5ed01d-900x506.jpg)
![ヒナが自分で巣の外に出す](https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/10/7cc0778a87f14848d65c6bafdf69186b-900x396.jpg)
それから巣を清潔に保つ理由について、マーフィー博士は「天敵に襲われないため」といいます。巣をフンまみれにしておくと、臭いからヒナの居場所がバレてしまいます。
見つかってしまうと、ヒナが助かる見込みはありません。また、巣を清潔にしておくことで、フンの中の有害な細菌からヒナが病気なるのを防いでいます。
ヒナを立派な成鳥に育てるには、うんちのお世話がとても大切なのです。