初撮影された自然の中でトグロコウイカの泳ぐ姿。
初撮影された自然の中でトグロコウイカの泳ぐ姿。 / Credit:Schmidt Ocean/YouTube
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体の中にアンモナイト?深海の奇妙なイカ「トグロコウイカ」が初めて撮影され、科学者が大興奮

2021.01.27 Wednesday

2020.10.29 Thursday

sciencealert https://www.sciencealert.com/first-ever-deep-sea-footage-of-a-ram-s-horn-squid-has-scientists-freaking-out

深海に住む小さなイカ「トグロコウイカ」は、体の中にアンモナイトのような殻を持っています。

非常に珍しい生き物で、捕獲はされていても自然の中で泳ぐ姿が撮影されたことはありませんでした。

しかし、米国のシュミット海洋研究所は10月26日、遠隔操作無人探査機(ROV)により撮影されたトグロコウイカの世界最初の映像を公開しました。

この自然の中で泳ぐ彼らの姿には、科学者を興奮させ驚かせる情報が含まれているそうですが、それは一体なんなのでしょう?

体の中にアンモナイト? 不思議なトグロコウイカ

トグロコウイカの殻の位置を示した断面図。
トグロコウイカの殻の位置を示した断面図。 / Credit:Wikipedia

トグロコウイカは深海に住むイカの1種で、体長は7cm程度の小さな生き物です。

映像の外見でも奇妙な姿をしていますが、このイカのもっとも変わった部分は体の中に潜んでいます。

上の断面図を見ると分かるように、このイカは体内にアンモナイトのような螺旋状の殻を持っているのです。

この殻は軽く非常に頑丈なため、死んで軟体部が腐ったあとでもこの部分だけ海面に浮き上がり、海岸に打ち上げられたものがよく発見されています。

トグロコウイカの殻。
トグロコウイカの殻。 / Credit:Wikipedia

この特殊な殻は他のイカには見られないもので、トグロコウイカはこの殻内部の液体を出し入れすることで浮力を調整しています

軟体生物のオウムガイも同じような構造の殻を持ちますが、彼らの殻はもちろん体の外側にあります。体内にこうした構造の殻を持つのがトグロコウイカの特殊な部分と言えるでしょう。

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