東京タワーよりデカい「500m級の巨大サンゴ礁」を発見!120年ぶりの快挙(豪)

500m級の巨大サンゴ礁を発見
500m級の巨大サンゴ礁を発見 / Credit: SCHMIDT OCEAN INSTITUTE

 

米・シュミット海洋研究所は26日、オーストラリア東部に位置する世界最大のサンゴ礁・グレートバリアリーフの北端にて、高さ500メートルの巨大サンゴ礁を新たに発見したと発表しました。

500メートルと言えば、東京タワー(333m)やエンパイアステートビル(381m)を優に上回る高さです。

このサンゴ礁は、グレートバリアリーフには繋がっておらず、こうした単独の巨大サンゴが見つかるのは120年ぶりとなっています。

東京タワーより大きな巨大サンゴ礁

シュミット海洋研究所によると、巨大サンゴが発見されたのは今月20日、調査チームがオーストラリア周辺の海底地図を作成していたところでした。

最初に水中マッピング技術で山なりの構造物が探知され、その後、潜水探査機「SuBastian」でカメラに収められています。

潜水探査機「SuBastian」
潜水探査機「SuBastian」 / Credit: SCHMIDT OCEAN INSTITUTE

調査の結果、サンゴ礁の全長は約500メートル、底部の直径は1.5キロで、最上部は海面下40メートルの深さにあることが判明。

サンゴ礁は、グレートバリアリーフの北端に位置しますが、繋がってはいません。

しかし、ウミガメの営巣地として有名なレイン島のサンゴ礁など、近くのサンゴ礁のいくつかと底部で繋がっていました。

34万平方キロに広がるグレートバリアリーフには、1500種以上の魚類と400種以上のサンゴ礁が生息しており、周囲には今回と同じような単独サンゴが7つ見つかっています。

海の世界は謎だらけ

同研究所の共同創設者の一人、ウェンディ・シュミット氏は「この発見は、海面下にまだまだ未知の構造物や新種の生物が存在することを証明している」と話します。

地球の7割を占める海の世界はまだ多くの謎があり、特に深海についてはほとんど分かっていません。「火星表面の方が多く分かっている」と言われるほどです。

シュミット氏は「今回得られた海底マップや水中画像を調べることで、グレートバリアリーフ周辺の生態系がより詳しく理解できるでしょう」と述べました。

グレートバリアリーフ周辺を調査中
グレートバリアリーフ周辺を調査中 / Credit: SCHMIDT OCEAN INSTITUTE
見つかった巨大サンゴ礁の一部、水深49mあたり
見つかった巨大サンゴ礁の一部、水深49mあたり / Credit: SCHMIDT OCEAN INSTITUTE

一方で、海洋生態系に欠かせないサンゴ礁は現在、温暖化による海水温の上昇で減少の危機にさらされています。

最新の調査では、グレートバリアリーフ周辺のサンゴ礁は過去30年で半分に減っていることが判明しました。

サンゴ礁の絶滅を防ぐためにも、海洋環境を理解することが必須となっています。

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